体重計に毎日乗らない

更新日:2019年6月6日

ダイエットをしている間は、毎日体重計に乗って体重と体脂肪率を量ると思います。量らないとどれくらい体重が減ったのか分からないので、量ること自体はとても良いことです。ある程度、期間がたったらグラフや表にしてダイエットがうまく進んでいるのかの確認にもなります。ただ、1日単位で変化を気にしすぎるのは禁物です。

細かな違いを気にしすぎない

その日1日だけの体重の増減は気にしないようにしましょう。「昨日は1キロ落ちてたけど今日は一緒」とか「昨日までは少しずつ減ってたのに今日はちょっと増えた」などと体重の増減に過剰に反応するのはよくありません。

そもそも1日の体重はその日だけでも変化します。当然、毎日体重を量る時はお風呂上りなど、同じ時間で量る必要がありますが、どれだけ同じ条件で量ったとしても、体重なら1,2キロ、体脂肪率なら1~3%くらいは変化があります。

これは体重計の誤差・その日の体調・その日に摂った水分の量などによるものです。更に、女性の場合は、生理によるホルモンバランスの影響で体重や体脂肪率が大きく変わります。

ですから、もし体重・体脂肪率が前日よりも増えていたとしても、それが本当に脂肪による体重増加であるかどうかは、その場では分からないのです。ある程度の期間、量り続けてやっとわかります。

どれくらいのペースで痩せる?

ある程度の期間と言いましたが、目安としては最短で2週間、できれば1ヶ月は見ていただきたいと思います。統計上、適度なカロリーコントロールと運動による健康的で正しいダイエットを続けているのであれば、約2週間で体重と体脂肪の数値に変化が起こり始めることが多いからです。

だいたい1ヶ月で現在の体重の5%の減量が最大であると言われています。あくまで最大値なので、実際は月1,2キロのペースで痩せていくのが最も健康的です。これくらいのペースでダイエットを進めていくのが、リバウンドする可能性が最も少ないとされていて、最適なペースと言うことができます。

体重をストレスにしないようにする

なにより重要なことです。「こんなに頑張ってるのになんで今日は体重が減らないの!」と体重が減らないことによるストレスはダイエットの最大の敵と言えます。

今日全然減らなかったから、「明日は水しか飲まない。ご飯は食べない」などといったケースが実は多く見られます。当然食事をとらなければその日の体重は前日よりも減るはずです。

しかし、お分かりの通り、この方法は長期的に続けられることではありませんし、もちろん健康的なダイエット方法でもありません。むしろこれが原因で拒食症になってしまうことも普通に見られます。

キレイになるためにダイエットをしているのに、それが原因で体調を崩したり、病気になったりしてしまっては元も子もありません。ストレスをためずに、健康的にダイエットするためにも、たった1日の数字の変化に一喜一憂しないようにしましょう。

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