効果

更新日:2019年6月6日

着けているだけで筋トレやダイエットができると人気のEMS(Electrical Muscle Stimulation)ですが、本当に効果があるのだろうかと気になっている方も多いかのではないでしょうか。

そこで、こちらではシックスパッドスタイリフトなどといったEMSを実際に使用している当サイト運営チームが、その効果について語ると共に、効果的な利用方法やタイミングをご紹介したいと思います。

EMSの原理

そもそもEMSがどのように筋肉に作用するのか、その原理を簡単に解説してみます。

日常生活や筋トレをしている時など、筋肉を動かす全ての動作は、脳から電気信号を発して行われています。

自分の中ではなんとなく無意識に体を動かしているつもりでも、脳から発せられた電気信号が神経を通じて筋肉に届き、そして動くという仕組みになっているのです。

その電気の力を応用して筋肉を動かす機械がEMSです。EMSは着けた部位に直接電気刺激を送ることで、その部位の筋肉を動かすという仕組みです。

脳の代わりと言ってしまうとちょっとおかしいですが、EMSが送る電気刺激によって、何もせずとも勝手に筋肉を動かすことができるのです。

そのため、冒頭のように「EMSを着けているだけ」で効果があると言われています。

筋トレ効果

EMSが筋肉を動かす仕組みはお分かり頂けたと思いますが、実際に気になるところはその効果ですよね。

結論から書いてしまうと「ウエイトを使った筋トレには及ばないが、間違いなく筋トレ効果はある」と言えます。

EMSで最も人気の高いシックスパッドは生体効果検証の学会発表の内容を公式サイトに掲載していますし、海外に目を向けるとトレーニング先進国のアメリカではEMSの効果検証論文が発表されています。

また、病院のリハビリ科などでEMSを活用しているところも多いですし、宇宙飛行士が宇宙(無重力状態)に長期間滞在する際の筋トレとしても活用されています。

当サイト運営チームもシックスパッドやスタイリフトなどのEMSを長期間使い続けていますが、使った後には十分に疲労感を感じますし、翌日に筋肉痛が起きることも少なくありません。

筋トレ効果がなければ、筋肉の疲れを感じたり筋肉痛が起きたりしない訳ですから、EMSには効果があると身を持って体感しました。

ダイエット効果

こちらも先に結論を書いてしまいますと「EMSだけでダイエットするのは難しい」です。なぜなら、EMSは筋肉を動かすという特性を持っているだけで、脂肪を減らす効果は持ち合わせていないからです。

EMSがダイエットに効果的であると言われているのは、筋肉を鍛えることで筋肉量が増え、筋肉量が増えることで基礎代謝が上がり、脂肪を落としやすくなるためです。

確かにEMSで筋肉運動をしているときもカロリーは消費しますが、残念ながらそれだけで痩せると言えるほどのカロリー消費量ではありません。

ダイエット目的でEMSを使うのであれば、あくまで補助として使うのがおすすめです。有酸素運動をメインに行い、時間があるときにEMSで筋トレをするくらいの気持ちでいた方がいいと思います。

もう1つ知っておいて頂きたい点として、特に脂肪(皮下脂肪)が多ければ多いほど効果は薄いという点が挙げられます。

EMSは皮膚から電気刺激を筋肉に送って筋肉を動かすという原理であるということは先に説明したとおりなのですが、脂肪が厚いと電気刺激が筋肉に届くまでに弱まってしまったり、ほとんど届かないなんてこともあります。

脂肪の薄い腕やふくらはぎだと、弱いレベル(出力)でも痛く感じるほどに筋肉を動かすことができますが、脂肪の多い腹部や臀部に同じレベルで電気刺激を送っても、あまり筋肉の動きを感じないでしょう。実際にEMSをお持ちの方は試して頂くと分かりやすいかと思います。

EMSの効果的な使い方

まず大前提として、お使いになるEMSの取扱説明書に書かれている使い方は必ず守ってください。

「同一箇所に長時間利用しない」「無理にレベルを上げない」など、取扱説明書には禁止事項が書かれていますから、そこはしっかりと抑えた上でEMSを使いましょう。

当サイト運営チームが実際に色々と試した上で、おすすめの使い方が2つあります。

筋トレや有酸素運動と組み合わせる

着けるだけで効果があると言うからEMSを買おうと思っているのに…と思われてしまうかもしれませんが、EMSを最大限に効果的に使うためには、筋トレや有酸素運動との組み合わせがおすすめです。

筋トレ目的であれば、普段なかなか鍛えにくい部位(脇腹やふくらはぎ等)に使ったり、筋トレ前のウォームアップとして、あるいは筋トレ後の最後の追い込みとして、使うのがおすすめです。

ダイエット目的であれば、有酸素運動を行う前に腹部や太ももなどの大きな筋肉に使ってみましょう。有酸素運動を行う前に筋トレをすることによって、脂肪燃焼効果をより上げることができます。

長期間使い続けて徐々にレベルを上げる

筋トレやダイエットに限ったことではありませんが、EMSも1週間や1ヶ月で見違えるほど体型が変わるということはありません。長く使ってこそのEMSです。

ただ、EMSも使い続けていると刺激に慣れてきますので、刺激に慣れてきたら徐々にレベルを上げていきましょう。当サイト運営チームではシックスパッドもスタイリフトも、腹部に関しては最高レベルで行えるほどになりました。

また、レベルを上げるだけではなく、使用する長さを5分長くしたりすることによっても、筋肉にかかる負荷を高めることができます。

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