低周波EMSの速筋(白筋)筋トレ効果
更新日:2019年6月6日
数多くのEMSがある中でも、当サイトでは特にシックスパッド(SIXPAD)とスタイリフト(STYLIFT)をおすすめしていますが、今回は低周波タイプのEMSについて、その効果をご紹介したいと思います。
ちなみに、前述の2機種だと、シックスパッドが低周波EMSに該当します(スタイリフトは高周波EMSです)。
低周波EMSとは
まず簡単に低周波EMSの解説をします。
電気刺激で筋肉を収縮されるという原点はどのEMSも同じですが、その電気刺激の周波数がEMSによって異なります。周波数が1~1,000Hzの場合、低周波EMSに分類されます。
当サイトでご紹介しているEMSの中だと、冒頭でも触れたシックスパッド(20Hz)とスレンダートーン(45~80Hz)が低周波EMSに該当します。
速筋に効果的
速筋は「白筋」とも呼ばれる筋肉で、遅筋(赤筋)と比較すると発達しやすいという特徴があります。
筋繊維には速筋と遅筋の両方が含まれているのですが、この特徴から、速筋を鍛えることが見た目の良い理想的な体づくりへの近道と言えます。単純に言ってしまうと、筋トレでどんどん太くなっていく(ムキムキになっていく)のが速筋なのです。
そんな速筋の筋トレにおすすめなのが低周波EMSです。低周波EMSは、筋肉の中でも特に速筋に効果的とされています。逆に遅筋に効果的と言われているのが、冒頭でもご紹介したスタイリフト(5,000Hz)などの高周波EMSです。
ダイエットなら遅筋(赤筋)
速筋を鍛えることで基礎代謝が上がり、結果として体脂肪率や体重が落ちるということはあり得ますが、実はダイエット目的なら遅筋が多い体幹部を鍛える高周波EMSの方がおすすめです。
速筋のエネルギー源は主に糖質ですが、遅筋のエネルギー源は主に脂肪であることから、ダイエットには遅筋と言われています。また、速筋と比べて遅筋の方がエネルギー消費量も高いです。
そのため、痩身エステなどでは低周波も高周波も出せる業務用EMSが用意されていて、男性や筋肉を鍛えるコースを希望される女性には低周波を、女性や脂肪を落として痩せたい男性には高周波を使うといった具合に、低周波と高周波をうまく使い分けているところが多いです。
運動との併用で効果アップ
最後に、低周波EMSで体を鍛える際のおすすめとして、「筋トレや他の運動との併用」をおすすめします。
EMSの電気刺激は脂肪が厚いほど直接筋肉に届きにくいのですが、特に低周波は深くまで届きやすい高周波と比べると、その傾向が顕著です。そのため、ある程度の脂肪は落ちていないと、十分に低周波EMSの効果を享受することができません。
商品によっては運動しながらの同時使用を禁止しているものもあるので、EMSを使いながら同時に筋トレや有酸素運動をすることはおすすめしませんが、EMSだけで痩せたり筋肥大を狙ったりするのではなく、日常にちょっとした運動習慣を加えるだけでも、EMSの効果をより実感できるのではないかと思います。