筋トレと有酸素運動の順番
更新日:2019年6月6日
単純に筋肥大のみを目標とするのであれば、有酸素運動はしなくても全く問題ありませんが、筋肉を付けつつ、脂肪も落として、引き締まった体をつくりたいという方には、筋トレと有酸素運動の組み合わせをおすすめします。
そして、その順番は「筋トレ→有酸素運動」の順で行うようにしましょう。
筋トレを先に行う理由
筋トレをまず最初に行うべき理由は非常に明快で、有酸素運動でエネルギーを消費してしまうと、筋トレを行う際に狙った筋肉に十分に負荷をかけられなくなってしまうからです。
実際に一度試してみると実感できると思うのですが、エアロバイクやジョギングなどといった有酸素運動をやってから筋トレを行うと、いつもと同じ重量が上がらなかったり、いつもと同じ回数こなせなかったりします。
こうなってしまうと、筋肉への刺激が弱くなり、筋トレの効果がだいぶ減ってしまいます。
脂質を消費するためにも筋トレが先!
筋トレ時にエネルギー源として使われるものは主に糖質ですが、有酸素運動時は主に脂質をエネルギーとして使います。
有酸素運動時も糖質が十分に体内に残っていれば、糖質もエネルギー源として使うのですが、先に筋トレをして糖質を使ってしまうことによって、有酸素運動時に脂質をしっかりと消費させることが可能となります。
更に、筋トレを先に行うことによって成長ホルモンが放出されるのですが、その成長ホルモンには脂肪分解を促進させるという力があります。
つまり、成長ホルモンが出てる状態で有酸素運動を行うことによって、より効率的に脂肪燃焼を行うことができるのです。
プロテインを飲むタイミング
筋トレ後にプロテインを愛飲している方は非常に多いですが、有酸素運動も取り入れる場合にはどのタイミングで飲むのが1番効果的なのでしょうか。2つのパターンに分けてご説明します。
筋トレ→プロテイン→有酸素運動
筋トレ直後にプロテインを飲むという王道のパターンです。体脂肪も燃やしたいけれど、それ以上に筋肉を増やしたいという方におすすめです。
有酸素運動を長時間行うと筋肉のゴールデンタイム(筋トレ後30~60分以内)を逃してしまうという可能性もありますので、ジムでがっつりウエイトを使ってトレーニングしている方は、このパターンがほとんどです。
なお、筋肥大だけを目指しているという方であれば、有酸素運動を行う必要すらありません。
筋トレ→有酸素運動→プロテイン
筋トレと有酸素運動が終わってからプロテインを飲むというパターンです。こちらは筋肉も付いたらいいけれど、それ以上に体脂肪を落としたいという方におすすめです。
筋肥大のペースは先の王道パターンよりも遅くなりがちですが、有酸素運動の前に糖質や脂質も若干ながら含まれているプロテインを飲まないため、しっかりと脂質を消費させることができ、結果として脂肪燃焼のペースが早くなります。